コープあきたの皆さんと土崎空襲を学びました

 去る8月4日(水)、「生活協同組合 コープあきた」の皆さん23人が平和活動の一環として土崎港歴史伝承館を訪れ、土崎空襲について学びました。

 秋田ケーブルテレビ制作「語り継ぐ土崎空襲」を視聴したあと、空襲体験者の伊藤津紀子さんの証言を中心とした講話に耳を傾けました。

 土崎空襲は、当時国内有数の原油産出量を誇る地元の油田を基盤として石油精製を行い、言わば日本の軍事戦略を支える貴重な生産拠点の一つであった日本石油秋田製油所を標的とした空襲であり、1万発を越える爆弾投下で工場はほぼ全滅に追い込まれたこと。その過程で多くの従業員、家族、そして兵士が命を奪われたこと。合わせて、周辺の周辺の住宅地域が爆撃され、多くの家屋が直撃で破壊され、また子ども・大人を問わず飛び散った破片で身体を引き裂かれ、、、。伊藤さん自身の体験を含めた空襲の悲惨さをリアルに伝えるお話でした。

 講話の前後では、伊藤紀久夫会長による伝承館空襲展示室の実物資料の説明を聞いたり、また開催中の「土崎空襲展」、特別企画の「広島・長崎」原爆写真展を見学したりなど、戦争のむごさ、非人道性を実感をもってとらえ、平和の大切さ改めてをかみしめる機会となったのではないでしょうか。

 なお、この平和活動・講話会の模様はABSの同日のニュースで、また翌日の秋田さきがけ新聞の紙上で紹介されました。

 以下、アンケートより

 「ケーブルテレビのビデオ大変衝撃を受けました。伊藤さんの実体験のお話は生々しく本当に戦争の恐さを思いました。

 「あの時、私は防空壕に入っていた。火の海、空は真っ赤っか。この様な事は二度と起こしてはならない。人や動物が散乱、見るも無残。戦争するのも人間、平和にするのも人間。  平和活動をしっかりしていきたい。」

 「土崎空襲が終戦の前夜におきた事、250人もの人々が命を失ったこと、初めて知りました。語り部の方々の話、展示品の数々を見ました。戦争は本当にイヤです。今度家族といっしょに来ようと思いました。」

 「終戦前夜の土崎空襲については知っていましたが、直接、話を聞くのは初めてです。思った以上に被害も大きく驚きました。市民会議のみな様の語り伝える活動に敬意を表します。ささやかに、地元でも平和のための活動に参加しています。このたび8/5~10、市の公民館を会場に、広島の高校生が被爆者から聞いて描いた絵画を展示する絵画展を行います。今日の話しも周りの人たちに伝えたいと思います。」


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