由利本荘市立小友小6年生の皆さんが土崎空襲を学びました。

 去る9月9日(木)、由利本荘市立小学校の6年生32名が土崎みなと歴史伝承館を訪れ、土崎空襲について学びました。  

 最初に、秋田ケーブルテレビ制作「語り継ぐ土崎空襲~終戦前夜の悲劇~」の映像(約30分間)を観たのち、体験者の伊藤津紀子さんのお話しを聞きました。  

 土崎空襲がなぜ、いつ、どのように行われたか?なぜ土崎がねらわれたのか?空襲下で人々はどんな状況におかれ、どんな悲劇があったのか?リアルな伊藤さんのお話に真剣に耳を傾けました。

 伊藤さんは、空襲下の轟音と激しい光の明滅の中で家族とともに高清水の山へ逃げた事、家族は無事だったが戻ってみると家屋が爆撃の直撃を受け、跡形もなくなっていたことなどの体験を語りました。加えて、証言集「証言・土崎空襲」に収められたエピソードを朗読で紹介しました。

 6年生の皆さんは、爆弾破片の直撃を脇腹に受けて亡くなった岩間久平君(当時6年生)の着用していた学童服や、破片を見たり、触ったりすることで一層空襲や戦争のむごさを実感したようです。

   以下、 アンケートより 

「命の大切さや、戦そうの悲しさや、苦しさが分かりました。」

「そのころの子どもたちは、たいへんなおもいをしていたことがわかりました。」

「ぼくは、ひいおじいちゃんがせんそうでなくなってしまっているので、この話をきけてとてもよかったです。」

「私は、終戦10時間前に空襲がおき、それによってたくさんの人が亡くなってしまったのがとても残念でかなしいことだなと感じました。「平和」がこれからはずっとつづくといいなと強く思いました。」

「戦争終了1日前に亡くなった人達がいたと分かってかわいそうだなと思いました。私達にできることを探して行動したいです。」

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