「戦場の秋田美人」が放送されます~「くれない部隊」とは?また「恤兵」とは?

 3月25日(金)21:00より、秋田ケーブルテレビのCNA総合(101ch、地上10ch)で、『戦場の秋田美人~戦地に赴いた芸者部隊と忘れられた「恤兵」(じゅっぺい)~』が放送されます。日中戦争の戦場のただ中に慰問部隊として派遣された川反芸者たちがいたのです。彼女たちを待ち構えていた戦争の現実とは、、、? 戦争についてともに考えてみませんか?

 番組の内容は、以下をご参照ください。

    日本はどのようにして戦争へと突き進んだのか
       ドキュメンタリー「戦場の秋田美人」放送

 日中戦争が長期化する中、秋田から中国戦線に投入された郷土部隊を慰問する目的で、川反芸者の一行8人が40日間の大遠征をした。その名も「くれない部隊」。慰問団の活躍ぶりを、当時の秋田魁新報は「美人慰問団で評判」と報じた。一方、彼女たちは戦争というものの過酷な姿を目の当たりにしたのだった。
  新聞が報じる美談、美しい郷土愛……その背後に「恤兵」という活動があった。恤兵とは『物品または金銭を寄贈して戦地の兵士を慰めること』(広辞苑より)。国民は抑えきれない熱情から恤兵部の窓口に金品を持って押しかけ、新聞は連日この美談を報じた。メディアの報道に刺激され、老いも若きも国民全体に恤兵の輪は広がっていった。戦時動員には「上から」の動員と「下から」の動員があった。「上」は国家総動員法。そして「下」は民衆の自発的、主体的な戦争支援。恤兵とは、ピュアな国民の心を揺さぶる「同調圧力」を利用した戦時動員システムだった……
 恤兵という亡霊を蘇らせないために今、我々は何をすべきか? 「くれない部隊」とその時代背景を検証する。

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