「戦争の苦しみはくり返したくない!」27名でバスツアー学習

 6月12日(日)、土崎空襲爆撃地学習バスツアーを実施しました。

 20名募集の所、当日自家用車で参加した方もいて、スタッフを含め27名で慰霊碑を中心として9カ所をバスで巡り、土崎空襲の事実と悲劇の数々を学びました。

 今回は、土崎空襲で12名の学童が命を奪われた土崎小学校(旧土崎国民学校)構内の「学童十二名受難の碑」、臨時救護所として多数の負傷者が運び込まれた土崎南小学校(旧土崎高等女学校)の築山にある「恒久平和の碑」。また、当時120~130人の兵士が駐屯していた飯島小学校(旧飯島国民学校)に、空襲当夜日石救援に駆けつける途上で攻撃を受け約30名が死亡したことを悼み建立された平和祈念碑などを新たにコースに組み込みました。
 参加者の皆さんは、現地で慰霊碑などを前にし伊藤会長を始めとしたスタッフの説明に耳を傾けながら、かつて無謀な戦争に突き進んだ日本と、現下のウクライナを侵略しているロシアの姿を重ねながら、やはりもう二度と戦争をしてはいけないとの思いを強くしました。

 以下、アンケートの記述をいくつか紹介します。

 「大変勉強になりました。一度は他の人も参加した方がいいと思いました。」

 「これまで土崎空襲に関心を持たずにいましたが、友人に誘われ今回の機会を得て詳しく知りました。出身が地元でなかったのですが、反戦の思いはあり、さらなる意識を持ちました。」

 「光沼公園を散歩している1人です。戦争の跡は何も残っていません。あるのは慰霊碑のみ、このまま忘れ去られるのでしょうか。ありがとうございました。」

 「土崎空襲については大まかなことは知っていましたが、こんなに詳しく聞いたのは初めてでした。慰霊碑がたくさんあることを知りびっくりしました。今は平和な日本ですが、ロシアのウクライナ侵略戦争を想うと、今後の日本が心配になります。今回は貴重な機会に参加することができ良かったです。ありがとうございました。」

 「初めての参加で、大変勉強になりました。土崎の歴史について知らないことばかりで、帰ってから話したいです。戦争の苦しみはくり返したくないです。」

 「飯島に住んでいながら、慰霊碑をあまり見たことがなかったので、大変勉強になりました。説明もわかりやすくてとてもよかったです。戦争はしていけないとしみじみ思いました。今のウクライナとかさなって見えてきて、日本も今のロシアのように、他国にせめて行ったのだなあと思い、市民も政府の言うことをうのみにするのでなく、もっと何が正しい事なのか考えていかなければならないと思いました。」

 「『学びの場』をありがとうございました。『学んで事実を伝える』・・・という伊藤さんの言葉が印象に残りました。広く、深く、多くの皆さんに伝わりますように。」


画像は、上から順に
1.土崎小学校「学童十二名受難の碑」 2.土崎南小学校「恒久平和の碑」 

3.平和を祈る乙女の像 4.旧日石通りの慰霊碑 5.光沼公園の慰霊碑

6.雲祥院首なし地蔵 7.飯島小学校平和祈念碑

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