来る7月16・17日(土・日)、秋田市文化会館で「平和の波」企画「原爆の図・大版画原子野展」が開催されます。「原爆の図」は、原爆投下3日後に広島入りした丸木位里・俊夫妻が目撃した光景を基に描いたもので、埼玉県の丸木美術館で常時展示されているものの複製画を展示します。「原子野」は上野誠氏が広島・長崎の多くの被爆者の証言を基に作成した大版画です。
今、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中で、「日本も防衛力を増強しなければ国を守れない」と不安をあおり、「核の共有」・「核兵器の持ち込みを認めるべき」など、核兵器が最大の抑止力であるかのような主張が声高になされるようになっています。
しかし、たった1個の原子爆弾が為したことは何だったか?広島と長崎で、私たちと同じように毎日をただ当たり前に生きようとしていた人々の1人1人が、その時どんな状況に追い込まれたのか?このことを私たちは思い起こし、さらに深く知る、もっと想像することが必要ではないでしょうか。
この「原爆の図・原子野展」は、核兵器が平和、そして人間とは決して共存しえないことを教えてくれます。
2日間の展示会の中では、被爆者佐藤力美さんの講話と意見交流会や、長崎被曝体験DVDの放映なども合わせて、原爆のもたらした悲劇・惨禍を深く感じ、学び、平和への道を共に考えます。
土崎港被爆市民会議も「土崎空襲や戦争の惨禍を2度と繰り返さない」という立場から、企画団体として、この事業に関わっています。
是非、多くの皆さんにお誘いあわせの上、足を運んでいただけるようお願い申し上げます。
原爆の図・原子野展
日時 2022.7.16(土)11:00~16:00、7.17(日)10:00~15:30
場所 秋田市文化会館 第1展示ホール
入場料 499円(高校生以下無料、両日にわたり再入場可)
〇被爆講話と意見交流会 佐藤力美さん(秋田県原爆被害者団体協議会)
17日(日) 13:00~14:00
〇長崎被曝体験DVD随時放映
「被曝場所等で語る被爆証言映像」(60分) 両日 11:00~12:00
「にんげんをかえせ」(20分) 「長崎の記憶 幻の原爆フィルムで歩く長崎」(37分)
両日 14:00~15:00
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