土崎空襲と戦争を学ぶ~土崎小学校6年生講話会

 去る7月10日、秋田市立土崎小学校の6年生の皆さんが土崎みなと歴史伝承館を訪れ、土崎空襲講話会に臨みました。
 ドキュメンタリー「語り継ぐ土崎空襲」を視聴した後、伊藤津紀子さんの空襲体験証言に耳を傾けました。お話とともに、爆弾の破片が脇腹を貫通して亡くなった岩間久平さんの学童服を見たり、爆弾の破片を手にとりその重さや周縁のギザギザを確かめたりして土崎空襲当夜の地獄のような有様をイメージしながら、戦争はいやだ、平和な世界であってほしい、私たちが平和な世界をつくる、そんな思いを抱く学びの時間になりました。
 事後のアンケートから、6年生の思いのいくつかを紹介します。どうぞお読みください。


「せんそうというのは、はやく消えてほしいと思いました。みんながへいわにくらせるようにしたいと考えていました。」

 「戦争はぼくが思っていたものよりずっとひさんで多くの人の心や体にキズがつく事なんだと感じました。これからぼくたちの世代が戦争を止めていく番なのでがんばろうと思いました。」

 「土崎くうしゅうでたくさんの人が亡くなったことは前からしっていましたが、具体的に今日知ることができて、とてもひさんなことだったのがよくわかりました。毎日のようにニュースではウクライナしんこうについて流れてきますが、こんどからは考えながらニュースを見ようと思いました。」

 「私は、日本が戦争を起こしたのが一番印象に残っています。戦争を終わらせることができたのに、やめなかったのはどうしてだろうと思いました。「もう一日、いや半日早かったら」という所が心にひびきました。」

 「戦争は1回やっただけで、何千人もの人がなくなり、つくってきた建物や家ははかいされます。なので戦争は1回でもやってはいけないと思いました。自分が今生きているだけでも幸せなんだと考えました。」

 「戦争というものは決していい事は1つもないし、戦争をして家族、大切なものをたった何時間かの間で全部なくなってします確率が高いことだから、決して戦争をしてはいけないし、それが起きる事もなければ誰もがおびえる事なく幸せにくらせるので、改めて空しゅうはとてもおそろしい事だと思いました。」

 「今、こうして平和な環境で生活しているけど、前は戦争で多くの命が無差別にうばわれて、辛い、平和ではない、いつ空襲がくるのかが分からない環境で生活していたということがわかりました。私は戦争、空襲を一度も体験したことがないので、生活の大変さ、戦争、空襲で家族、友人をなくした方の気持ちを理解することはできないと思いますが、これからこの土崎空襲のことなどしっかり理解し、伝えていければと考えました。」

 「たった1発で30㍍四方が吹き飛ぶという爆弾が投下され、多くの人のたった一つしかない命をうばわれたという話を聞いてとても驚きました。あと半日、終戦が早ければ土崎からは死者は出なかったそうなのでショックを受けました。なので私たちが戦争のない平和な世の中にしていきたいです。」

【お詫び】7/18に公開した時点で、使用した画像は別の小学校での講話会のものでした。お詫びして訂正いたします。今後、二度と同じ間違いのないように厳重に確認いたします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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