「戦争は二度としない」の声を上げ続けよう~8/14平和祈念式典

 8月14日(水)10:00より、秋田市セリオンプラザで「2024年土崎空襲犠牲者追悼平和祈念式典」が行われました。

 最初に、旭悠斗君による「平和の鐘」の撞鐘とともに、先の大戦で亡くなられた犠牲者の方々へ会場内の約120名で黙祷を捧げました。
 続いて市民会議会長の伊藤紀久夫が挨拶を述べました。
その中で会長は、「日本が満州事変、日中戦争、そしてアジア太平洋戦争に突き進んだ結果、国内で300万人、アジアでは2000万人が命、個人の尊厳、幸せを奪われた。その無念の思いや負の歴史から目を背けてはいけない」 「国家の指導者・為政者の思いに関わらず、戦争の犠牲になるのは、非戦闘員である一般市民、いたいけな子どもたちであることを歴史が教えている」 「現下のロシアの侵攻やイスラエルによる空襲などの悲惨な事態も、軍事の競い合いでなく、あくまで話し合い、外交により解決すべきだ」 「日本は憲法の力によって、軍隊を持たない、戦争はしない、若者を一人も戦場に送らない、殺されない、殺さない国として、国際的な信頼を得ている」 「未来の子どもたちが戦争に巻き込まれないように今こそ大人が踏ん張る時だ」 「高校生・大学生などの若い力、文化・芸術の持つ力を活かし、また戦争の体験や、平和についての思いなど、老若男女を問わず発信できる場を提供していきたい」 「来年の戦後80年、市民会議創設80年という大きな節目に向かって、日本最後の空襲の地、土崎から二度と戦争はしないとの声を上げ、発信し続けていく」と述べました。

 穂積秋田市長、菅原市議会議長の来賓挨拶、秋田県知事、北林県議会議からのメッセージの代読のあと、犠牲者への追悼と平和への願いを込め、遺族を始め全員が献花を行い、式典を終了しました。


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