土崎港被爆市民会議初の取り組み、「シンポジウム」を開催します

 来る12月5日(日)、「戦争と土崎空襲シンポジウム~戦争と、なぜ土崎が日本最後の空襲だったかを考える!~」を開催します。市民会議では、これまで体験証言の朗読会や講演会、紙芝居の上演などを企画してきましたが、シンポジウム形式は初めての試みです。会場は土崎みなと歴史伝承館、午前10時に開始の予定です。

 シンポジストは、西村修氏(CNA秋田ケーブルテレビ記者)、佐々木久春氏(秋田大学・秋田県立大学名誉教授)、外池智氏(秋田大学教育文化学部教授)の3人です。

 西村氏~ドキュメントタリー番組「アップルは届かず~日本最後の空襲はなぜ決行されたか?」の制作の過程を通して、当時の世界情勢から土崎空襲がなぜ8月14日だったのかを提示しました。取材の過程や、土崎空襲の実情、歴史的意味などについて

 佐々木氏~被爆市民会議の活動、特に被爆体験の掘り起こし、整理、「証言 土崎空襲」「絵本 はまなすは見た」などの各種書籍の出版、そして継承活動の中核を担っています。その立場から、今後の戦争・被爆体験の継承のあり方・課題などについて

 外池氏~秋田県戦争遺跡研究会の中心として県内の戦争遺跡の組織的・全面的な実態調査を進め、「秋田県の戦争遺跡~次世代を担うあなたたちへ~」(秋田文化出版)を発行しました。戦争遺跡の現状やその保存・活用、さらに被害・加害の両側面からのアプローチのあり方などについて

 そして、コーディネーターとして、かつてABS秋田放送のアナウンサーとして活躍され、現在は「秋田・市民のメディア研究会」の会員として活動されている依本悟氏を迎えます。

 これまでにない豪華な顔ぶれで、初のシンポジウムに挑戦し、戦争と土崎空襲とは何だったか?いつか来た道を再び歩まないために何をすべきか?を共に考えたいと思います。是非、会場へ足をお運びください。

 なお、この模様は後日秋田ケーブルテレビで放送される予定です。

 

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