空襲展閉じる~多数のご来場者に感謝いたします

 8月28日(日)をもって、4週間にわたる「土崎空襲展」を閉じました。今回の空襲展には、これまでにない多くの皆さんが来場されました。スタッフが常駐しておらず全体の訪問者数は把握できませんが、実感としてこれまでの数倍以上であったように思います。平日でも2時間ほど待機している間にも、多様な年齢層の10~20人の訪問があったのです。グループや親子で展示を見ながら話し合うという姿も多く見られました。各種メディアに取り上げられたこともあるでしょうが、やはりウクライナでの戦争が毎日の生活に陰を落とし、戦争と平和の問題に向き合わざるを得ないということもあるのでないでしょうか。
 今回の空襲展では、次のパネルを追加展示しました。
1 「証言 土崎空襲」より越中谷太郎氏の証言

2 カラー化された「空襲直後の日石構内」の写真(秋田市から借用)

3 フィールドワークを行った大学生のレポート

4 アジア太平洋戦争の戦場図

5 峠三吉の詩「その日はいつか」 

 今後も、新しい展示物を加え、土崎空襲と戦争の事実、及び平和への動きについてより理解を深め、共に考えていただけるような空襲展にしていきたいと考えています。
 この場を借りて、お出で頂いた全ての皆様と、空襲展の準備等に携わっていただいた方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

以下に、感想文を紹介します。
 「さいあくでしたね。こんなことがおこらないといいです。」(8才)
 「空襲について前より理解しました!ありがとうございました。」(10才)
 「子ども達の自由研究のために来ました。大人(親)もあまり知らない土崎空襲だったので、実物の展示もあり、歴史を知る貴重な機会となりました。」(30才)
 「土崎に生まれ育ったわけではないですが、結婚を機に住み始め、子供も生まれ、段々とこの地域に愛着が沸き、戦争でどのような事がおこったのか学びたいと思いました。よく散歩している光沼公園で犠牲者の方がいたこともびっくりでした。「最後の空襲」にこの土崎が選ばれた事、とても悔しいです。(日本全国でも同じ事がおこっていましたが・・・)諸説ありますが、理屈抜きに戦争だけは絶対に繰り返していけないと思いました。」(30才)
 「展示大きな文字、整理もされていて親切、わかり易い。よく理解できました。有難うございました。」(50才)
 「毎年の開催を引き続きお願いします。秋田市土崎の生まれとして、忘れてならない事象であり、もっと詳しく知りたいものです。先人の方々の記録、録画を公開頂きたいと思います。今回の開催に御礼申し上げます。」(50才)
 「久しぶりに展示を見にきました。学生さんのレポートなども興味深く読ませていただきました。ウクライナの惨状を目の当たりにして、平和について新たな思いを持って見たり聞いたりしていますが、今日の展示もその機会になりました。」(60才)
 「当時土崎小学校3年で仙北郡の南外村外小又小学へ入校疎開していた。翌日終戦となり、土崎の実家に戻る。日石の焼け野原をみて残念。南外村の夜空とB29の音が頭についている。」(86才)
 「むかしの事を思い出してなみだがでました。」(87才)
※年齢の表示には「〇〇歳代」の場合も含まれます。


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