去る9月23日(金)土崎みなと歴史伝承館において、新婦人の会秋田支部の皆さん23名が「平和のつどい」を催しました。
つどいでは、秋田ケーブルテレビ制作の「語り継ぐ土崎空襲」を視聴した後、当市民会議事務局の小野が土崎空襲のあらましについてプレゼンテーションを行い、続いて空襲体験者の伊藤津紀子さんが自身の体験を含めて空襲当夜の模様を証言しました。
その後、参加者は会場を階段教室から学習室へ移し、車座になって、DVDを見たり講話をきいたりしての感想や、今後の平和運動についての思いなどを語り合いました。
その中では、「土崎という身近なところでこんな悲惨な戦争があったことを知らなかった」「小さい頃に土崎南小の松林に死体が並べられていたことなどの話を聞いたことがあるが、その頃はふ~んという程度だった。もっとしっかりと聞いておくべきだった」「DVDや津紀子さんの話しを見聞きしているが、その度に新たに感じることがある。くりかえし触れることに意味がある」「ぜひ皆さんと慰霊碑めぐりをしてみたい」「所属する秋田合唱団で土崎空襲をテーマにした合唱曲ができた。来年発表するので是非聞いていただきたい」「親子で一緒に参加しながら子供たちに伝えていきたい。働くお母さんたちも参加できるような企画があればよい」などの意見が出されました。
「戦争は絶対にダメ。土崎空襲を始め戦争のことを次の世代にしっかりと伝えていかなくては!」との思いを深めたつどいとなりました。
感想文(新婦人の会秋田支部より提供)
「初めてお話を聞き、DVDも含めとても身にせまることでした。夫は光沼で遊んだとかよく話していた(土崎出身)ので、また碑めぐりにはぜひ行きたいと思いました。旧日石倉庫が1200度以上で燃えた様子が、原爆とかさなってしまい、その悲惨さを改めて感じました。」
「秋田市内に何年も住んでいるけど、津紀子さんの戦争体験・DVDの空襲の内容に初めて知ることばかり。また土崎みなと歴史伝承館が会場で良かった。会場には、旧日石倉庫のコンクリ-トが熱で溶かされている様子など、そのまま移築して展示されているのを見ることができた。会員さんの中にはまだまだ私のように知らなかった人が多くいると思うので、ぜひこれからもこの企画を実施してほしい。戦争は絶対だめだとあらためて思った。」
「DVDは2回位見ていますが、戦争のむごたらしさを見せつけられました。「戦争は絶対やってはいけない」。このことを次世代の方々に声を大にしてこれからも運動していければと思いました。このような企画にもっと多くの人に参加してもらえたら良いなと思いました。」
「終戦前夜に土崎にこんなことが起きていたことを知らない秋田県民もいると思います。伝えていくことが大事ですね。戦争はダメです‼」
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