感動的だった秋田吹奏楽団アルヴェコンサート

 12月4日(日)の秋田吹奏楽団による、組曲「秋田」より はまなすの章 コンサート。250名超のお客様が会場を埋めました。土崎港ばやし保存会の皆さん、土崎空襲体験者の伊藤津紀子さんとのコラボレーションによる「はまなすの章」の演奏は、聞く者の心を揺さぶり、土崎空襲当夜の悲劇と恒久の平和への思い・願いをかきたてるような感動的なステージでした。
 コンサートの冒頭では土崎港まつりで用いられる見事なお囃子を披露してくれました。また秋田吹奏楽団は、今年の吹奏楽コンクールの課題曲や、おなじみのポップスやクリスマスメドレーなども演奏し、たっぷりと音楽の楽しさを味わわせてくれました。
 「ただでいいのですか~?」という声も上がるくらい、素敵で贅沢な時間となりました。
これからも秋田吹奏楽団の皆さんと協力しながら「はまなすの章」をお聞きいただく機会を作っていきたいと考えています。


 以下、アンケートの感想文を紹介します。
 「とても素晴らしかったです!ブラボー!!」(10代) 

 「今回の目玉である交響組曲「秋田」はまなすの章を聴いて本当に感動しました。来て良かったなと心から思いました。伊藤さんの語りが本当に感情的で心に訴えかけられるようで、思わず涙してしまいました。私のような若い人、戦争がどんなものだったのかよく知らない人にもっと聴いてほしいと思いました。戦争の悲惨さ、苦しさが音楽と共に語られることによって、より心に伝わってきました。今日は私の高校ではテスト前ということで来るのをためらってしまった生徒もたくさんいたと思うので、お正月の放送を見てほしいと声をかけたいなと思いました。入場無料でこのような素敵な機会を設けていただきありがとうございました!!来週の秋吹のコンサートもぜひ見に来たいと思います!!素敵な時間をありがとうございました!!」(10代)

 「戦争は本当に痛ましいもので、曲を聞いていて心が苦しくなりました。語り手さんの語りも、おはやしも本当に素晴らしかったです。私の祖父母が広島で被曝しており、私も土崎の方々に勝手に親近感を抱いていました。平和を呼びかけていかなければならないと思います。」(10代)

 「胸がいっぱいで、すぐ感想を書くこと、言葉にすることが難しいほどですが、素晴らしい演奏を聴かせて頂き、こうした機会を作ってくださった方々に感謝の気持ちを何とかお伝えしたいです。交響組曲「秋田」は、秋田の宝物ですが、それははまなすの章があってこそだと思います。なしはNG!演奏の音色も感激です。もっとこの凄さをいろんな市民に知ってほしい~!!」(40代)

 「何度聞いても感動します。土中の校歌、土崎工場のオルゴールの音、港ばやし、はちゃめちゃだったけど温かい昭和の時代、毎日兄弟4人で原っぱで遊んだ日々がなつかしくよみがえりました。毎日の中にある幸せ、それを一瞬にして消しさる人間の愚かさ、戦争はだめです。準備などご苦労様でした。司会者の説明が素晴らしく聞きやすかった。」(60代)

 「アルヴェの会場でやったことで、土崎の人達ばかりでなく、秋田市内各地域から多く集まり良かったと思います。秋田吹奏楽団、港ばやしの演奏 感動しました。津紀子さんの語り 泣けました。」(70代)

 「演奏が素晴らしかったです。朗読と共に、小中学生にも是非聞かせたいものだと思います。初演の時には思いもよらなかったウクライナ・ロシアの戦争が起こり、不穏な時代。「土崎から世界へ平和のメッセージを・・・」は、まさに現代のことと強く感じます。定演には必ず行きます。応援しています。」(80代)

 「秋田吹奏楽団の演奏会は初めて聴きました。熱心な演奏に感銘しました。団員の皆さんが本当に音楽を愛している故でしょうと思います。今後も資金面など大変と思いますが、頑張って市民に楽しみを届けていただきたいと思っています。特に土崎港ばやし保存会とのコラボ、伊藤さんの語りは感動しました。」(80代)

土崎空襲を語り継ぐ 『土崎港(みなと)被爆市民会議』

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