12月22日(木)をもって今年の冬の「戦争と土崎空襲展」を閉じました。今回も多くの皆さまが来場され、パネルや戦争遺品をじっくり見たり、平和文庫の書籍などを手に取り目を通すなどされていました。とりわけ、「秋田市中心市街地空襲計画」のパネル展示が秋田魁新報で報道されてからは、目に見えて来場者が増えました。スタッフに質問したり。ご自身の戦争や平和への思いを話される方も多数おられ、口々に「びっくりした」「もし本当に終戦がおくれてこの計画が実行されていたら、と考えるとぞっとする」「戦争だけはやっちゃいけない」などと話されていました。戦争のことを他人事ではなく、身近な問題として捉える機会となったようです。アンケートの記述のいくつかを掲載しましたので、どうぞお読みください。
市民会議では、これからも新しい展示企画を準備し、情報提供や問題提起を行っていきたいと考えます。次回の空襲展は、来年の8月です。どうぞお楽しみに。
【アンケートより】
戦争の悲惨さがひしひしと伝わる写真ばかりで胸が痛みました。(20代)
1人1人に家族がいて、1人1人に人生があったのに一瞬で奪われてしまう悲惨さが伝わりました。このような悲しい出来事は、絶対あってはならないと思いました。(20代)
「あと1日、終戦宣言が早かったら、、、」という思いがとても強く伝わってきました。どんなことがあっても、空襲はあってはならないし、改めて起きてはならないことだと思いました。この気持ちを忘れず、生きていきたいです。貴重な機会をありがとうございました。(20代)
空襲が土崎全体に亘り、爆撃を受けていたと知り、とても悲しい気持ちになりました。多くの犠牲者を生んだ戦争をこれから絶対起こさないようければならないと思いました。(20代)
秋田市中心部が標的となっているということを知り、これまでより戦争を身近に感じた。貴重な資料を見る機会を与えてもらい、感謝。(50代)
土崎空襲については、幼い頃父親から聞いていましたが、詳しい内容は知りませんでした。戦後80年ということで、伝承していくことが課題だと思います。情報を受けとめ、伝えていく努力が求められていると思います。(50代)
貴重な資料なので、今後常設展示するような工夫をして欲しい。(秋田市市政資料館)のようなもので。(70代)
私は男鹿(旧潟西村)の山の中腹で海(潟)の向こうに光る照明弾の明るさ、飛行機の姿が今でも頭に残っております。(80代)
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