「戦争と土崎空襲展」盛況のうちに閉じる

 7月末より、土崎みなと歴史伝承館で開催した「戦争と土崎空襲展」が8月29日(月)に終わりました。
 新しいパネル展示が新聞等で報道されたこともあってか、前回にもまして多くの市民の皆さんが、それこそひっきりなしに訪れ、じっくりとご覧になっていました。例年はご年配の方々が中心という印象でしたが、今回は「戦争のことを勉強させたいから」と子どもを連れておいでになり会話をしながら展示を見たり、スタッフのお話を聞いたりする姿や、連れ立って見学する若者たちの姿も多く目立ちました。土崎空襲や戦争、そして平和の問題を一層身近で切実な問題として意識される方が増えてきたのではないでしょうか?
 アンケートには「土崎でこんな悲惨な空襲があったとは!」「戦争はこわい」「もう二度と起こってほしくない」「この展示はいつまでも続けてもらいたい」などの記述が多く見られました。

 以下に、アンケートの記述の一部を掲載します。10代の子どもからはウクライナで戦争を続けるプーチン大統領について「なんでこんなことをするのだろうと、あほなのかと思いました」という痛烈なコメントもありました。

 どうぞお読みください。


 「せんそうのじだいはたいへんだなと思いました。(7才)」
 「学校で、はだしのゲンをよんでおり、せんそうはとても良くないなと思っていました。今もプーチンだいとうりょうがウクライナにこうげきしておりますが、私はなんでこんなことをするのだろうと、あほなのかと思いました。(10代)」
 「小中の授業で、多少学んでいましたが、てんじしているものを見て戦争の悲惨さを感じました。世界平和の一歩を祈る第一歩の取り組みとしてとても良いと思いました。(10代)」
 「とてもこわい戦争だったと分かりました。これからの時代、平和が続く世界になってほしいです。(10代)」
 「祖母の自宅(飯島)へ帰省し、自分の子にも勉強させることができて良い機会となりました。(30代)」
 「土崎にすんで41年だが今日ほど勉強になった日はない。テレビで見るよりも、実際に使用されていた衣服や水筒などを生で見られて良かった。小学生の子どもでも見やすい絵本やマンガなどもあり、説明してくださった係の方もやさしくてありがたかった。(40代)」
 「もしも終戦していなかったら、新たに秋田市中心部と土崎に爆撃の計画があって、爆弾を落とされていたかもしれないと初めて知りました。保戸野に住んでいるので他人事ではないと思いました。戦争は本当におそろしいです。
展示物がたくさんあって、その人の息づかいやにおいが感じられて、今日来て知ることができて、本当によかったです。(40代、子供2人、小学5年・3年)」
 「事前の調査で、この空襲が国内で自給可能な石油を断つためのものだということは分かっていました。ウクライナでも同様なことが行われているでしょうが、日本、海外を問わず、二度とこのようなことがないことを祈りたいです。(書き忘れてしまいましたが、一目見て涙ぐんでしまったことも付加させていただきます)(50代)」
 「横浜市で戦跡保存の活動をしており、秋田県を旅するこの機会に伺いました。若い人にもわかりやすい展示内容に皆さん(10代の人)がじっくりご覧になっているのが印象的です。(60代)」
 「終戦がもう少し早かったらと思わずにいられません。なぜ戦争をしなければいけなかったのか・・・・。(60代)」
 「この展示はこれからもしてください。新しい戦前にならないためにも。(70代)
 「なんどでも展示してください。戦争はぜったいしてはいけない!(71)」
 「矢島で23才ころでした。空が真っ赤になりました。(93)」


 

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