土崎みなと歴史伝承館で開催している「戦争と土崎空襲展」において、14日の平和祈念式典で公開した空襲犠牲者の再調査名簿を展示しています。
土崎空襲の犠牲者数は約250名以上と伝えてきています。当時は市民会議の先輩たちが確かな根拠を持って算定・公表していたと確信しますが、その根拠となる名簿等の資料は、世代交代の中できちんと継承されないままで推移してきました。
この度、戦後80年、市民会議創立50年を期して、土崎空襲の実相にもう一歩深く迫ろうと、秋田魁新報社のご協力を得て犠牲者名簿の再調査を進めてきました。その結果、これまで確認されていた犠牲者に加え、新たに市民や軍人・軍属など15名を加えて125名の犠牲者のお名前を記すことができました。
市民会議としては、まだ約半数の方々のお名前が不明であることから、今後も引き続き情報の収集・整理を進め、一人でも多くの犠牲者の方々のお名前を確定するよう取り組んでいきます。秋田市の沼谷純市長は、市としてこの再調査の事業に協力する旨を発言されています。市の力を借りながら地道に進めていきたいと考えています。
空襲展は8月31日まで(26日は休館日)開催しています。どうぞお誘いあわせの上、足をお運びください。
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