7月14日、秋田市立勝平中学校千秋分校の生徒と引率の教職員、計16人の皆さんが、土崎みなと歴史伝承館を訪れ、土崎空襲講話会に臨みました。
ドキュメンタリー「語り継ぐ土崎空襲」を視聴した後、伊藤津紀子さんの体験証言に耳を傾けました。その後、空襲展示ホールの展示物を見学し、講話中に手に取った爆弾の破片などとともに、空襲の遺物に触れることで、空襲の恐ろしさを実感し、戦争は二度と起こしてはいけないとの思いを改めて強く感じた時間となりました。
今回は、生徒の皆さんだけでなく、教職員の皆さんもアンケートに協力してくれました。併せて、以下に紹介しますのでご覧ください。
『戦争は繰り返してはいけないなと思いました。』
『映像の中の男性のお父さんの頭に爆弾の破片が突き刺さったと言っていて、その後涙を流しているのを見てとても苦しかったんだなと思いました。そして戦争は絶対に起こしてはいけないと思いました。』
『男の子が浜の方に逃げたけど爆弾の破片が背中を貫通して死んでしまったのが、戦争は怖いと思いました。』
『土崎空襲は恐ろしく残酷なものだと改めて知りました。お亡くなりになった人々も、苦しんでいた人々もいたと思います。犠牲となった人たちは、死ぬとは思っていなかったでしょう。平和を望んで幸せに過ごしていたかったのに。亡くなった人々や、身近な人が亡くなって悲しんだ人を思いやると胸が苦しくなります。どうか戦争は消えてほしいです。望んでないことを戦争がこわしてしまうのです。生活を、そして幸せを。この学んで感じたこと、感じたことを心に刻んでおきます。短い時間、有難うございました。』
(以下は、教職員の皆さん)
『空襲を体験した方に話を聞く機会は本当に貴重でした。私の担当は小学生で話をきちんと聞く事ができるか心配でしたが、神妙に話を聞けていたので、やはり本物の話は心に響くものだなあと思いました。秋田にこのような空襲があったことを知らない小中学生が多いので機会をとらえて伝えていきたいです。今日はありがとうございました。』
『実際に空襲を体験された方のお話を聞いたり、爆弾の破片、服、溶けた柱などを見、触れたり、本当に貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。子どもだけでなく、大人にとっても心に残る、そして戦争、平和について考えさせられる時間でした。』
『本日は貴重なお話をありがとうございました。映像と実話を通して土崎空襲の悲惨さを学びました。ほんの10時間早ければ失わずに済んだ命があったことを想うと無念でなりません。当時、未来ある幼い子供たちが一瞬で、もしくはひどい苦しみの中で亡くなっていったことを想像するだけでも言葉になりません。戦争は決して他人事ではなく、自分たちの身近にあるものだと思います。より世界情勢を注視していかなければならないと思います。』
『土崎に大きな製油所があり、それを破壊するために爆弾が投下されたことを初めて知りました。空襲を体験された方から当時の生活や空襲があった日の様子を聞き、戦争は本当に恐ろしく、悲しいものだと感じました。戦争の悲劇を繰り返さないためにも、戦争の真実を知る事は大事だと思いました。ありがとうございました。』
『土崎空襲があったということは知っていましたが、秋田市出身ではないので詳しくは知りませんでした。今日の講話会を通して、土崎空襲がどういった経緯で行われたのか、どれほどの被害があったのかを知る事ができました。映像と空襲を体験した伊藤さんの話が分かりやすく、戦争の悲惨さを改めて感じました。今も世界各地で戦争が起きていますが、今日の話を忘れず生徒たちにしっかりと伝えていき、平和な社会を作って行けるようにしたいと考えました。』
0コメント